【鬼滅の刃】絶望と希望の交錯！ オサムが選ぶ「最も過酷だった任務（編）」ランキング

こんにちは！漫画ブロガーのオサムです。

『鬼滅の刃』の物語は、まさに「絶望」と「希望」の交錯でした。

鬼殺隊士たちは、生きて帰れる保証のない「任務」に身を投じ、我々読者も、彼らと共に何度も「絶望」の淵に立たされました。

今日は、数ある任務（物語の「編」）の中で、**「オサムが選ぶ、最も過酷だった任務（編）ランキング」**を発表したいと思います。

単に「敵が強かった」というだけでなく、

* どれほど「理不尽な絶望」に直面したか？

* どれほど「精神的な呪い」と戦ったか？

* そして、そこからどんな「希望」を繋いだのか？

その「魂のドラマ」の濃密さに焦点を当てた、独断と偏見のランキングです！

【鬼滅の刃】絶望と希望の交錯！ オサムが選ぶ「最も過酷だった任務（編）」ランキング TOP5

第5位：那田蜘蛛山（なたぐもやま）編

【絶望】：初めて直面した「格」の違いと「偽りの絆」という呪い

この任務が「過酷」だったのは、炭治郎たちが初めて「本物の絶望」を知ったからです。

相手は「十二鬼月」である下弦の伍・累。

彼が「恐怖」と「支配」で作り上げた「偽りの家族」は、炭治郎の「本物の絆」を根本から嘲笑う、強烈な「呪い」でした。

日輪刀は折れ、仲間は倒れ、全滅を覚悟した瞬間。

さらに、その累ですら「柱（冨岡義勇）」には赤子の手をひねるように倒されるという、圧倒的な「格」の違い。

希望（ヒノカミ神楽への覚醒）の光が差した直後に、それすら霞むほどの絶望的な戦力差を見せつけられた、最初の「試練」でした。

第4位：刀鍛冶の里（かたなかじのさと）編

【絶望】：蹂躙される聖域と「太陽の克服」という最大の希望

鬼殺隊の「兵站（へいたん）」であり「聖域」であるはずの刀鍛冶の里が、「上弦」2体（半天狗・玉壺）によって蹂躙される。

この「守るべき場所が守れない」という絶望感は、非常に過酷でした。

特に半天狗の「本体が見つからない」という能力は、物理攻撃が通用しない「呪術」そのもの。

柱が2人（時透・甘露寺）いてもなお壊滅寸前に追い込まれるという、上弦の鬼の「格」の高さを見せつけられました。

しかし、この絶望の任務は、**「禰豆子の太陽克服」**という、千年の物語の中で「最大の希望」が生まれた任務でもありました。

第3位：遊郭（ゆうかく）編

【絶望】：柱の「限界」と、社会の「呪い」が生んだ鬼

音柱・宇髄天元という「最強格」の柱が、「痣なし」とはいえ、上弦の陸・妓夫太郎＆堕姫を相手に、片腕・片目を失うという「柱の限界」を露呈した死闘。

炭治郎たちも限界を超え、一度は「全滅」を覚悟するほどの絶望感が漂いました。

何より過酷だったのは、妓夫太郎と堕姫という鬼が、「社会の最底辺」という「呪い」が生み出した「怨念」の塊であったこと。

彼らの「絆」は、那田蜘蛛山の「偽物」とは違う、歪んだ「本物」でした。

鬼殺隊は「鬼」を倒しましたが、彼らを生み出した「社会の呪い」までは斬れなかった。その「業（ごう）」の深さも含め、極めて過酷な任務でした。

第2位：無限列車（むげんれっしゃ）編

【絶望】：精神の呪いと、逃れられない「理不尽な死」

この任務の過酷さは、二段階の「絶望」で構成されています。

第一の絶望は、下弦の壱・魘夢の「夢」という、「精神世界」に引きずり込む「呪術」でした。肉体の強さが通用しない、極めて難解な「呪い」です。

しかし、真の絶望は第二段階。

魘夢を倒し、200人の乗客を守り切ったという「希望」の頂点で、突如現れる上弦の参・猗窩座という「圧倒的な理不尽」。

そして、我々の「希望」の象徴であった煉獄杏寿郎の「死」。

「柱」という「神柱」が倒されるという衝撃。

鬼を逃し、柱が死んだ。任務の結果だけを見れば、これ以上ない「敗北」と「絶望」です。

しかし、煉獄さんが「心を燃やせ」という「言霊（ことだま）」で遺した「魂の継承」こそが、この絶望を「未来への希望」へと変えた、最も重要な任務でした。

第1位：無限城（むげんじょう）～最終決戦編

【絶望】：鬼殺隊の「全滅」と、最悪の「呪いの継承」

オサムが選ぶ「最も過酷だった任務」、第1位は、この「最後の戦い」です。

これはもはや「任務」ではありません。「戦争」であり、鬼殺隊という組織の「終焉（ラグナロク）」です。

上弦の鬼神たちが待ち受ける「異界（無限城）」に引きずり込まれ、仲間たちが次々と命を散らしていく。

「柱」という最強の「神柱」たちですら、文字通り命を「繋ぐ」ことしかできない、圧倒的な物量と「格」の差。

そして、その全てを乗り越えて無惨を太陽の下に引きずり出した「希望」の瞬間、訪れる最大の絶望——「竈門炭治郎の鬼化」。

「鬼を滅する」という大義が、「最も鬼になってはならない人間」を「最強の鬼（呪い）」に変えてしまうという、最悪の皮肉。

これは、無惨が遺した「永遠の呪い」そのものでした。

仲間（カナヲ、義勇、伊之助）の手で、仲間（炭治郎）を殺さなければならないという、これ以上に過酷な「責務」はありません。

この「最悪の呪い」を、全員の「想い（言霊）」で解き放つまでを含めて、間違いなく『鬼滅の刃』史上、最も過酷な任務でした。

まとめ

以上、オサムが独断で選んだ「過酷だった任務」ランキングでした。

『鬼滅の刃』の物語は、絶望が深ければ深いほど、それを乗り越えた「希望」や「人の想い」の輝きが増す構造になっています。

だからこそ、私たちは彼らの戦いに、これほどまでに「魂」を震わされるのでしょうね。

オサムでした。