【進撃の巨人】ミカサの「エレン愛」は家族愛か依存か?
- Ka T
- 58 分前
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最強ヒロインのメンタルを徹底分析こんにちは、オサムです!『進撃の巨人』において、人類最強の兵士といえばリヴァイ兵長ですが、ヒロイン最強といえば間違いなくミカサ・アッカーマンですよね。 第4話の初陣で、絶望するアルミンを叱咤し、巨人をなぎ倒していく姿はまさに圧巻でした。
しかし、彼女の行動原理は常に「エレン」一択。 あまりの執着ぶりに、読んでいる私たちも「それは愛なの? それとも執着?」と戸惑うことがありませんか? 今回は、物語の「始まり」と「結末(年表)」をつなぎ合わせ、ミカサのメンタルを深掘りしてみます。
1. 母カルラから託された「保護者」としての役割
物語の冒頭、ミカサはエレンの恋人というより、どこか「母親代わり」のような立ち位置でした。 845年、巨人が襲来する直前の日常。エレンの母カルラは、調査兵団に入りたがる無鉄砲なエレンを心配し、ミカサに彼を止めるよう頼んでいます。
また、訓練兵団の卒業式の夜、エレンがジャンと揉めた時も、ミカサが割って入り場を収めています。 彼女にとってエレンは「守るべき家族」であり、あの日カルラとの約束を守り続けることが、生きる意味の一部になっていたのではないでしょうか。
2. 「一緒にいたい」だけなのに…狂気の同伴入隊
ミカサの「依存」とも取れる側面が強く出たのは、進路決定の時です。 第6話で、エレンが調査兵団への入団を表明すると、ミカサも当然のようにそれに続きます。 彼女の戦闘能力はずば抜けていますが、本人は巨人を駆逐したいわけでも、世界を救いたいわけでもない。ただ「エレンのそばにいて、彼を死なせないこと」がすべてでした。
トロスト区攻防戦でアルミンに対し「私たちはエレンの思いがあるから強くなれる」と語るシーンからも、彼女の精神的支柱が完全にエレンであることがわかります。
3. 結末が示す「愛」の答え(※ネタバレ注意)
では、ミカサの愛は最後まで「依存」だったのでしょうか? ここで、衝撃的な「年表」の結末を見てみましょう。
857年、「天と地の戦い」。世界を滅ぼそうとするエレンを止めるため、かつての仲間たちが立ち上がります。 そして最後、巨人化したエレンの首を斬り落とし、彼を殺害したのはミカサ自身でした。
もし彼女がただの「依存」状態のままなら、エレンを殺すことなどできなかったはずです。 彼女は最後の最後で、「エレンを守る」ことよりも「エレンを止めてあげる(世界を救う)」ことを選びました。それは、彼女がエレンという呪縛から解き放たれ、一人の人間として自立した瞬間だったとも言えます。
4. 結論:依存から始まった愛は、永遠の絆へ
エレンをその手で葬った後、ミカサは彼の墓のそばで余生を送り、約915年頃に老衰でこの世を去ったとされています。
「依存」から始まり、「家族愛」として彼を守り続け、最後には彼を止めることで「真の愛」を全うしたミカサ。 彼女の人生は過酷でしたが、その愛の深さは間違いなく本物でした。
最強のヒロイン・ミカサ。彼女が戦っていたのは巨人だけでなく、自分自身の弱さ(エレンへの依存心)だったのかもしれませんね。
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