【鬼滅の刃】涙なしには見られない! オサムの選ぶ「魂が震えた」名勝負(ベストバウト)ランキング TOP7
- Ka T
- 11月14日
- 読了時間: 5分
こんにちは!漫画ブロガーのオサムです。
『鬼滅の刃』には、数多くの「名勝負(ベストバウト)」があります。
ですが、僕がこの物語に本当に惹きつけられるのは、その戦いの背景にある「ドラマ」です。
技の応酬だけでなく、互いの「信念」と「執着」、そして「呪い」がぶつかり合い、火花を散らす。
今日は、そんなオサムの「魂が震えた」、涙なしには語れない「名勝負」をランキング形式で発表します!
【鬼滅の刃】涙なしには見られない! オサムの選ぶ「魂が震えた」名勝負(ベストバウト)ランキング TOP7
第7位:竈門炭治郎 vs 累(るい)
【テーマ】:偽りの絆と、受け継がれし「神事」の顕現
那田蜘蛛山での下弦の伍・累との戦い。
これは『鬼滅の刃』の戦いの「質」を決定づけた、重要な戦いです。
累が「恐怖」と「支配」で作り上げた「偽りの家族」という呪縛。
それに対し、炭治郎が絶体絶命の瞬間に思い出し、放った「ヒノカミ神楽・円舞」。
これは単なる新技の登場ではありません。
以前の考察([鬼滅の刃 考察】「全集中の呼吸」のルーツは神道にあり?~)でも触れましたが、竈門家に伝わる「ヒノカミ神楽」は、神に捧げる「神事(しんじ)」です。
炭治郎の「家族への想い」がトリガーとなり、**「呪い(累の血鬼術)」を、「神事(ヒノカミ神楽)」**が上回った瞬間。
そして、そこに重なる禰豆子の「血鬼術・爆血」。
兄妹の「本物の絆」が、「偽りの絆」を打ち破った、魂の戦いでした。
第6位:我妻善逸 vs 獪岳(かいがく)
【テーマ】:たった一つの技を磨き続けた者の「誇り」
「雷の呼吸」の兄弟弟子。
同じ師から学びながら、「強さ」を渇望し鬼に堕ちた獪岳と、一つの技しか使えないと嘆きながらも、師の教えを守り続けた善逸。
この戦いは、まさに「光と影」の対決です。
自ら編み出した「漆ノ型・火雷神(ほのいかづちのかみ)」で獪岳を斬るシーン。
「じいちゃんに申し訳が立たねえだろうが」
泣きながら、逃げながら、それでも「たった一つ」を極め続けた善逸の「誇り」が、裏切者の「呪い」を断ち切った。
この戦いは、善逸という男の「魂の成長」の集大成であり、涙なしには見られません。
第5位:栗花落カナヲ & 嘴平伊之助 vs 童磨(どうま)
【テーマ】:積み重ねられた「怨念」と「魔道具」と化した覚悟
上弦の弐・童磨。感情を持たず、すべてを「虚無」と断じる、まさに『東洋神名辞典』に出てくる「鬼神」のような存在。
この戦いの凄まじさは、まず「蟲柱・胡蝶しのぶ」の覚悟にあります。
彼女は、自らの肉体を『魔道具辞典』で語られる「呪具」のように、**「毒の塊」**へと作り変えました。
これは、彼女の生涯を賭けた「感染呪術(Contagious Magic)」です。
そして、その「呪い」を繋いだのが、カナヲであり、伊之助だった。
姉の仇、母の仇。積み重ねられた「怨念」が、あの「虚無」の鬼を地獄へ引きずり下ろした瞬間、魂が震えました。
第4位:宇髄天元 & 炭治郎たち vs 妓夫太郎(ぎゅうたろう)&堕姫(だき)
【テーマ】:社会の「呪い」が生んだ、哀しき兄妹の「業」
遊郭編のクライマックス。
この戦いの「魂」は、鬼殺隊側ではなく、むしろ「鬼」側にあります。
社会の最底辺で生まれ、虐げられ、「取り立て」続けてきた妓夫太郎と堕姫。
彼らの強さは、互いを「唯一無二」と信じる、歪んでいながらも純粋な「兄妹の絆」でした。
彼らは「鬼」である以前に、この世の「理不尽」という「呪い」の被害者だったのです。
「二人なら最強」。
その言葉通り、地獄へ向かう最後の瞬間まで離れなかった二人の姿。
敵でありながら、その「業」の深さに泣かされた、最高のベストバウトです。
第3位:竈門炭治郎 & 冨岡義勇 vs 猗窩座(あかざ)
【テーマ】:百年続いた「呪い」の終焉と「魂」の解放
煉獄さんを殺した宿敵・猗窩座との決戦。
しかし、この戦いの本質は「勝利」ではありません。**「救済」**です。
人間「狛治(はくじ)」時代、守ると誓った父、師範、そして恋人・恋雪を、理不尽に奪われた男。
彼の「強さへの異常な執着」は、**「守れなかった過去」**という強烈な「呪い」そのものでした。
炭治郎の言葉、義勇の剣、そして最後に見た恋雪の姿。
それらが、百年以上も彼を縛り付けていた「呪い」を解き放ち、「鬼・猗窩座」を殺し、「人・狛治」として逝かせた。
「もう十分だ」「おかえりなさい、あなた」
…もうダメです。書いているだけで涙が止まりません。
第2位:悲鳴嶼行冥, 不死川実弥, 時透無一郎, 不死川玄弥 vs 黒死牟(こくしぼう)
【テーマ】:最強の「鬼」を前にした、人間の「覚悟」の連鎖
上弦の壱・黒死牟。
「始まりの呼吸」の使い手の「兄」という、最強の「呪い(=嫉妬)」から生まれた鬼。
その強さは絶望的です。
しかし、この戦いが「魂を震わせる」のは、鬼殺隊が見せた「覚悟」の連鎖です。
時透無一郎が、体を真っ二つにされながらも刀を握り続け、赫刀(かくとう)を発現させる執念。
不死川玄弥が、肉体を崩壊させながらも、兄(実弥)を守るために血鬼術を放つ兄弟愛。
そして、最強の「柱」悲鳴嶼行冥が見せた、慈愛と、鬼を滅する「鬼神」の如き姿。
「最強」を前に、文字通り「命を繋いで」勝利(相打ち)をもぎ取った、壮絶すぎる戦いでした。
第1S:煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう) vs 猗窩座(あかざ)
【テーマ】:「信念」と「責務」のぶつかり合い、魂の継承
オサムが選ぶ「魂が震えた」名勝負、第1位は、やはりこの戦いです。
なぜか?
この戦いは、「鬼殺隊の『柱』とは何か」、「人間が『鬼』に勝てるものは何か」、その「答え」のすべてが詰まっているからです。
「鬼にならないか」と誘う猗窩座は、「永遠の強さ」という「呪い」の象徴です。
それに対し、煉獄さんは**「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」**と、一歩も引かない。
これは、単なるバトルではありません。
「永遠」という呪術と、**「有限の命を燃やす」という人間の「誇り(言霊)」**のぶつかり合いです。
結果として、煉獄さんは命を落とします。
しかし、彼は「責務」を全うした。誰も死なせなかった。
彼の「魂」は、炭治郎たちに受け継がれた。
あの朝焼けの中で、彼は「負けて」いなかった。彼は、誰よりも「強く」、その「魂」を燃やし尽くしたのです。
これ以上に、我々の魂を震わせる戦いが、他にあるでしょうか。
まとめ
以上、オサムが独断で選んだ「魂が震えた」名勝負TOP7でした。
『鬼滅の刃』の戦いは、単なる強弱ではなく、いかに「魂を燃やしたか」、いかに「呪いを断ち切ったか」の物語なのだと、改めて痛感します。
皆さんの「魂が震えた」名勝負は、どの戦いでしたか?
ぜひ、聞かせてください!
オサムでした。
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